クジラ・氷山・バードウォッチング

「クジラに会う｣—とても特別のように聞こえませんか？ここニューファンドランドではシーズンになると「散歩にいこう」という気軽な誘いの言葉になるくらい気軽に出来てしまいます。海岸ギリギリまで近寄ってくるクジラ達の潮吹きは夏の風物詩です。その中でも特に有名なウィットレスベイ・エコロジカルリザーブは、州のマスコットのパフィンなどの海鳥たちとのんびり海を泳ぐザトウクジラをウォッチングできる絶好の場所です。特別な体験を贅沢な気分で味わえるツアーです。

毎年春の訪れを告げる氷山。地球の最南端のこの地で一万年の歳月をかけて作られた、その紺碧に輝く地球上最大の宝石達はどれ一つとっても同じ形のものはありません。氷山は光の当り具合によってまったく違った表情を見せます。ところで突然ですが、質問です。氷山と流氷の違いはなんでしょう？答えはツアーの中で是非皆さんに探してもらいたくて、1泊2日のお手軽ツアーをご用意しました。

他のアトランティックカナダ3州に比べ、ニューファンドランドの自然は男性的でダイナミックだといわれています。それもそのはず、氷河期の終わりに作られた雄々しいフィヨルドや絶壁が島の周りを囲んでいるからです。中でも、ケープセントメアリーズは海中から突き出した巨大な岩柱に、その岩の色が雪をかぶったように純白に変わるほど、たくさんのシロカツオドリが住みつきます。毎年、春から秋にかけて、この巨岩に子育てにやってくるシロカツオドリの親子の様子は手が届くほどの近さで見ることができます。ここでしか見ることができない圧倒的な迫力の景観をお楽しみください。

最初にアメリカ大陸を訪れたヨーロッパ人は誰だかご存知ですか？その答えは、世界で最初にユネスコ世界遺産に指定されたここカナダの｢ランス･オ･メドー｣に来れば分かります。ここは島の一番北に位置する場所なので、一番遅くまで氷山が残っています。そのため、クジラと氷山を同時に見ることができる絶好の場所でもあります。